この記事は2009年7月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。



芸文助成金の県別採択状況(金額別)

カテゴリー: さくてき博多一本締め | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 高崎大志 です。

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5月1日投稿分に引き続き、芸術文化振興基金(現代舞台芸術創造普及活動)演劇部門の県別の助成金額は以下の通りです。

順位 都道府県 合計金額(千円) %
1 東京都 255,300 74.28%
2 大阪府 25,800 7.51%
3 京都府 14,100 4.10%
4 神奈川県 14,000 4.07%
5 福岡県 9,100 2.65%
6 静岡県 6,500 1.89%
7 愛知県 6,100 1.77%
8 宮城県 3,500 1.02%
9 岐阜県 2,200 0.64%
10 北海道 1,800 0.52%
11 千葉県 1,300 0.38%
12 岡山県 1,200 0.35%
13 宮崎県 1,000 0.29%
14 青森県 1,000 0.29%
15 福島県 500 0.15%
16 鹿児島県 300 0.09%

20090711.png

総額3億4370万円のうちの74.3%にあたる2億5530万円が東京都の団体に交付されています。
2位の大阪でも東京の半分の半分にも満たない、10分の1の金額です。

日本には47都道府県がある中で、たった一つの自治体が3/4予算をとり、残りの1/4の予算を46の自治体がとりあう。
日本国内の人口の1/10にしか過ぎない東京が、全体の3/4の予算を持っていく。
東京の特殊性を考慮し多少の優遇はあっていいし、むしろあるべきだろうと思います。それにしても1/3か1/2がせいぜいで、現在の3/4という姿は、私には異常な姿にしか思えないのです。

みなさんは、どのように思われるでしょうか。


芸文助成金の県別採択状況(金額別)」への2件のフィードバック

  1. 矢野靖人

    データをより正確に把握するためには、県別の応募者数も知りたいところですね。残念ながら公表はされていないようですが。

  2. 高崎大志

    おっしゃるとおりですね。
    おそらく助成金の説明会を東京と大阪でしかやっていないことに起因して、応募数も偏りが見られるのではないかと思います。

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