2月の下北沢と言えば演劇祭の季節ですが、地元のお祭りである「しもきた天狗まつり」もこの時期です。
今年で72回目を迎える「しもきた天狗まつり」は、下北沢の道了尊(大雄山真竜寺)の節分会が母体で、メインイベントの天狗道中行列では豆撒きしながら街中を練り歩きます。今年は1月31日に行なわれました。
昨年までは太鼓を叩いていたのですが、今年はドラが加わったようで、ジャ~ン!ジャ~ン!という威勢のいい音が鳴り響きます。当然、壁の薄い小劇場では聞こえてしまうようで、行列の進み具合を気にしながら芝居を進めたカンパニーもあったとか。
これは一昨年の運行地図ですが、南口・北口ともまんべんなく歩いていますね。
OFF・OFFシアターでやっていたマンションマンション『三年パンク』は、劇中にお祭りのシーンがあったそうで、それと行列のタイミングが重なって、独特なシュール感が漂ったそうです。
ちなみに、この行列は「福は内」を3回唱えるだけで、「鬼は外」とは言いません。「心に福が充満すれば、鬼は自ら退散して行く」との教えだそうです。
今日のスーパーは太巻きだらけ。恵方に向かって太巻き丸まぶりがこんなに定着するとは。東京の人は関西の風習だと思っているようですが、関西でも一部の風習だったはず。海苔業者の思惑が見事に当たりましたね。
「2002年には北九州に」とありましたが、確かにここ3年くらいで「いきなり出てきたな・・・」という感触です。
最初に目にしたのはコンビニでした。
よく言われることですが、最近はコンビニの商品展開で「季節を知る」感じがとても強いです。
今日もスーパーよりコンビニに「豆まきグッズ」が多くありました。
(スーパーは「先取り」が強いせいか、もう「ひなまつり」ラインナップになってました)
でもうちは小学生がいるので、寿司より豆をご所望でした。
我が家も漏れずに太巻きでした。
家族に太巻きが好きがいるので、毎年必ず食卓に上ります。
大阪に住んでいた、小さい頃からの年中行事になっています。
しかし、どこにも向かず、すでに切ってあるものを箸でいただきました。
豆を買い忘れたのでコンビニに買いに行ったらどこもかしこも売りきれ!
豆のないカウンターに寂しくぶら下がっていた鬼のお面をもらって、
バターピーナッツに大豆の代役を務めてもらいました。
いろいろ本末転倒な節分・・・これで大丈夫なのか、今年の我が家!?