北九州芸術劇場の自主製作する『FAUST《ファウスト》』の記者発表のため、
今日、筒井道隆さんが来北してました。
この作品は世田谷パブリックシアターとの提携で、先に世田谷で初演を立ち上げ、北九州に逆輸入という形態の公演です。
今日はお会いすることは無かったのですが、何を隠そう、私は筒井さんの大ファン。
1993年放送の、TBS『或る「小倉日記」伝』のロケが北九州であった時に、現地エキストラを手配したりのお仕事をちょっとだけやりました。
その時に、「朴訥な、しかし奥底に真剣味が燃えている、いい演技をする役者さんだなー」と感じ、
以来、出演作品をチェックするようになりました。
どんどん魅力的になっていく筒井さんを見て、めっちゃファンになったわけですが、いよいよ地元の劇場公演で滞在する(まだ先ですが)ことになるなんて、この春、一番の楽しみです。
『或る「小倉日記」伝』は、地元の作家・松本清張の作品で、更に森鴎外の「小倉日記」を題材にしたもので、当時小倉の森鴎外旧居に管理人兼「森鴎外記念会事務局長」として勤務(バイトです)していた私にとって、因縁深い物語なのです。
その後小倉城の隣に「松本清張記念館」という素敵な記念館も建ちました。
ここを通るたびに、筒井さんの演技を思い出す私なのでした。