先日、福岡で東京劇術劇場副館長の高萩宏さんの講義が行われました。
私が興味を持つ話が多く、たいへん面白く拝聴しました。
その中の一つに劇場の経営者・総務系の責任者となれる人材が少ないという話がありました。たしかにこの職能はプロデューサーとも芸術監督とも違うものかもしれません。
アートマネージャーの雇用制度として、組織間の人事異動が全国的または地域内で、頻繁に行われるようになるシステムについての提唱もありました。
これについては、私も同感で、県レベル地域での組織間の人事が実質的に機能するようになればいいとおもいます。
その地域の人材との信頼関係を築き、その地域の状況を知悉し、10年20年先を考えた企画をうてるアートマネージャーを育成するためには、そのような環境が必要だと思います。
とはいえ、県レベル地域で人材交流がとじてしまってもいけません。全国レベルでの異動があるアートマネージャーとのバランスも大切だろうと思います。