「注目のウェブログから」を「はてなRSS」へ移行して約2か月、登録先を見直したり、途中からアンテナモードに変えるなど試行錯誤を重ねましたが、はてな側が3月16日にアンテナモードへ「全部開く」ボタンを追加したため、(クリックが2回必要ですが)負荷がかかる夜間でも実用に耐え得る速さで、各ウェブログ最新3件の一覧表示+オンマウスによる概要表示が可能になりました。完成度が高まったと思いますので、ご活用いただければ幸いです。
「注目のウェブログから」は、私自身の貴重な情報源です。制作関係で最近目に留まったのは、
路傍の周辺「『クレオパトラ』」(2月24日付2本目の記事)
感激コンサルタントの日常的観劇ブログ “Knock, and the door”「招かれざる客にならないために」
などでしょうか。
「路傍の周辺」は制作体制が伴わない大劇場への進出に警鐘を鳴らし、「アングラアンテナ」は直接販売する場合の振込手数料・郵送料の矛盾を記しています。非常に具体的に書かれていますので、制作者にとって参考になると思います。
「感激コンサルタント…」については、観客の非というより、制作側に問題があるのではないでしょうか。観客が案内なしに楽屋前まで行くのは不可能だと思いますので、誰かが楽屋前まで連れていき、そこで放置状態になってしまったのではないかと推察します。本来、楽屋入口にはフロントスタッフが立ち、案内や楽屋へ入る判断は俳優に近い楽屋番が決めるのが理想的な役割分担だと思います。この辺が中途半端になってしまったのでしょう。今回のようなコンクールでは面会希望も多いでしょうから、運営側に配慮が必要だったと思います。
面会の場所ですが、私はハシモトさんとは逆に、ロビーではなく楽屋(舞台裏)ですべきと考えています。俳優がロビーで面会することは、素に戻った状態を他のお客様に見せることになりますので、それを望まないお客様に対して作品の余韻を損ないます。身内話がロビーに広がると、一般のお客様は疎外感を覚えます。アマチュアの発表会なら構いませんが、作品として上演しているなら、その切り分けは厳格にすべきです。少数の面会客より、それ以外の多数のお客様がどう感じるかが重要だと思います。
私が制作者になって初期に手掛けたことの一つが、ロビーでの面会を原則禁止したことでした。面会は他のお客様の目に極力触れないところで。その代わり、そのための案内・連絡体制は制作側が確立する。楽屋番をきちんと置き、俳優の了承を取ってから引き合わせる。身内のお客様を大切にしつつも、一般のお客様の心象を損なわないようにすることが、カンパニーが狭い世界から観客に向き合う第一歩だと思います。
トラックバックありがとうございます。
仰る通り、「役者を売る」のではなく「作品を売る」のが本来ですから、面会など特殊な状況であるべきですよね、本当は。
コンクールは性質上、面会者が多いのは予想されることなので、今回は運営側の配慮が足りなかったのでは?と思います。
通常の公演であれば、一番良いのは面会は個人的に別の場所(つまり劇場外で、別の機会に)でするのが良いのかもしれません。
友達だからと言って、「来たよ」なんてアピールしなくても良いじゃん!!というのが私の考え方なのですが…..(^^;)
作り手も観客も、タニマチ体質を変えていくのは容易ではないように感じています。
演劇というのはパトロンがいないと成り立たない表現ですから、私はタニマチ体質自体が悪いとは思いません。
そうした特別なお客様の割合を下げ、公演会場で目立たなくすればいいだけの話だと思います。フロントスタッフの能力で充分コントロール可能です。
トラックバックありがとうございます。
チケットに関する問題は、昨年のtokyoscapeの際にも起きました。
できるだけ多くの制作者の皆さんに読んでいただければ嬉しいです。
面会についてのお話ですが、私もロビーではしないでいただきたいと常々思っています。
ロビーでお客さんと俳優が「見に来たよー」「ありがとー」とやってるのを見ると、
なんだ結局内輪受けでやってるのか、と思ってしまうからです。
学生時代に友人が出演する劇を見に行ったことがあるのですが、
そこでは出演者が全員出口に並んで、観客をお見送りしてくれました。
友人にはすれ違いざまに挨拶できるし、観客の退出もスムーズにいくしで、
とても良い印象を持ったのを覚えています。
制作といえば・・・
スズナリで現在上演中の某芝居、
当日券を求めようと下でポスターを貼っている
人に確認すると
「●時から販売します」
●時、受付が開いていない。
●時から10分後、開いていない。
●時から15分後、やはり開いていない。
ほかの並んでいる人と意を決して階段を昇り
ドアを開けると
「チケットはありません」
・・・・。
キャンセル待ちは●時の1時間後。
どうやって待てと・・・?