この記事は2006年3月に掲載されたものです。
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DIVEの主張が知りたい

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 荻野達也 です。

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大阪市立芸術創造館が続けている自主事業「クラシック・ルネサンス」の今年度上演で、第2劇場・2nd stageが作品終盤で戯曲を離れ、同館の指定管理者選定についての檄文を客席に配ったことを、複数のウェブログで知りました。この企画は大正~昭和初期の近代戯曲を発掘するもので、台詞を改変することは原則不可なので、このこと自体がめずらしいと言えます。

配られたのは、2月発行の大阪現代舞台芸術協会(DIVE)会報に中村賢司氏(空の驛舎主宰)が寄稿した文章だそうです。今回の指定管理者選定について賛否両論あるのは耳にしていますが、東京にいるとDIVE側の具体的主張を目にする機会がありません。関西では印刷物が飛び交っているのだと思いますが、こちらでは公演に来た関西のカンパニーから漏れ聞く程度です。DIVEは1月24日に臨時総会を開催し、3月1日に大阪市経営企画室に意見書を提出したそうですが、これも詳細は中村氏の個人ウェブログで伝わる程度です。

こういうときこそネットを活用してほしいと思うのですが、DIVE公式サイトは沈黙したままです。ぜひ京都舞台芸術協会並みに更新してほしいと思います。サイトの更新が手間なのは理解しますが、こういうときに見解を掲載しないと、なんのためのサイトかということになるでしょう。決定を変えることは出来なくても、見解を公表することは指定管理者への牽制になります。その意味でも、訴えたいことがあるなら広く社会に向けて発信すべきだと思います。

関係者の口が重いように感じるのは、同じ大阪市が有する精華小劇場への配慮からでしょうか。大阪と京都の演劇界のしがらみを勘案してのことでしょうか。そういうことも含めて全部書けばいいのにと思います。


DIVEの主張が知りたい」への1件のフィードバック

  1. 中村賢司

    荻野様
    DIVEの理事をしております。空の驛舎の中村です。
    ブログを取り上げてくださって、またDIVEのことを取り上げてくださって、ありがとうございます。
    臨時総会の様子、意見書など、早急にDIVEのホームページに掲載させていただきます。
    今後ともよろしくお願いします。

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