お芝居を観ることはもちろん、劇場に行くこと自体も私の楽しみの1つなのですが、東京およびその近郊にある劇場の中で私の一番のお気に入りは、初台にある新国立劇場です。
他の劇場との違いは、まず一歩踏み出せばわかる、その床です。
暖かいクリーム色の大理石(人工か天然かは知りません)に木材がはめ込まれていて、脚を進めるごとにコツコツと上品な音を立ててくれます。つるつるだった階段には最近じゅうたんが敷かれました。2階レベルに展示された衣装を見上げながらそのフンワリ感を味わうのが、中劇場でお芝居を観る時の私の楽しみの1つです。
特に私がお薦めしたいのはオペラ劇場と中劇場のトイレ、おっと失礼、”お化粧室”です。
(私が女性なので女性限定で書かせていただきます。)
私の知る限り、劇場のお化粧室はここがNo.1よっ!と断言しちゃいます。
その理由は・・・女性を美しく見せてくれる照明です。明るすぎず暗すぎず、間接照明でふんわりと照らしてくれます。大きな鏡に映る自分に、「あら、今日の私ってなんだかいつもより綺麗・・・♪」と、うっとりできるのです。
劇場に足を運ぶ観客こそが、本番を迎える劇場での主役だと思います。
まだご経験のない方はぜひ一度お化粧室の鏡を覗いてみてください。
そんな心地で観るお芝居はまた格別だと思います♪