作成者別アーカイブ: 荻野達也

『ロケ弁ガイド東京』

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劇場・稽古場でのケータリングは制作者の腕の見せどころ。この本はマスコミ関係で使われる都内90店+デパ地下活用法を、詳細データと人気メニューで紹介。値段は高めのところが多いが、中にはリーズナブルなものもある。記念日などに奮発するとモチベーションが上がるのでは。眺めるだけで楽しい、制作者が持っていてもいい一冊。

ロケ弁ガイド東京
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IHI “ワンコイン”キャンペーン

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8月21日に公開されたドキュメンタリー映画『宇宙へ。』は、初日と2日目に特別料金が設定され、全国の上映館で一律ワンコイン(500円)になった。特別協賛したのはIHI(旧・石川島播磨重工業)で、同社の航空宇宙事業のイメージ定着や社名認知を図ったもの。

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続・アンケートの感想欄はもう要らないと思う

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「アンケートの感想欄はもう要らないと思う」と連動したミニアンケートを設けてみた。どなたでもご自由に回答していただきたい。ミニアンケートは旬な話題に影響を受けて実施することが多いが、こうやってブログと完全にリンクさせるのは初めて。相乗効果があっておもしろいかも知れない。他の筆者の記事でもやってみたいので、リクエストがあれば知らせてほしい。ちなみにfringe forumでユーザ登録すれば、こうして自分でミニアンケートを開設可能だ。

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アンケートの感想欄はもう要らないと思う

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アンケートは小劇場演劇に付きものとなっている。だが、そもそもなぜアンケートが必要なのか、制作者はその目的を考えて実施しているだろうか。周囲がやっているから、これがないと物足りないからと、あまり深く考えずに習慣でやっている部分があるのではないだろうか。

アンケートの役割は大別して三つあると思う。まず、観客名簿のデータを収集すること。次に、公演を知った経緯や再演希望作品を尋ねるなど、マーケティング用途での活用。最後に、公演の感想を自由記入で求めるのが一般的だろう。この感想欄が、私は昔から不要ではないかと感じてきた。

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大竹野正典さん、逝く

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大阪でくじら企画を主宰する大竹野正典さんが、海で事故に遭われた。最初は会社員の事故として報道されていたが、劇作家・演出家として毎日新聞が訃報を打った。

毎日.jp「訃報:大竹野正典さん 48歳=劇作家、演出家/大阪」
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090722ddlk27060319000c.html

それはそうだろう。故人を紹介するなら、演劇人としての記述が欠かせないはずだ。このことは、後藤ひろひと氏がブログで力説している。

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Nextのオフィス風景

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20090721.jpg

配布が始まったMU『片想い撲滅倶楽部』チラシだが、Next(ネビュラエクストラサポート)のオフィスを借りて撮影したとのこと。

公式ブログでは前作からチラシの解説を掲載しており、今回も制作エピソードを披露している。両面の拡大画像もそちらで。

初めてのダブル休演日

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下北沢の駅前劇場とOFF・OFFシアターは、テナントビルの同一フロアに2館が隣り合わせで並ぶ日本では例を見ないロケーションだが、本日(7/13)は両館とも休演日になっている。仕込み日が重なることはめずらしくないが、休演日が重なるのは開館以来これが初めてのようだ。

両館でのロングランは限られており、元々休演日自体の設定が少ない。今回、猫☆魂が事情があったのか休演日を2日設け、そのうちの1日が劇団フライングステージの休演日と重なって、この珍事になった。駅前劇場が1984年、OFF・OFFシアターが93年からなので、(OFF・OFFシアター前身のロングラン・シアター時代は未確認だが)少なくとも16年間で初めてということになる。

『僕と演劇と夢の遊眠社』単行本化

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スタジオジブリの月刊広報誌『熱風』2007年2月号~08年9月号に連載された、高萩宏氏(東京芸術劇場副館長)の「夢の遊眠社と僕と演劇プロデューサーの仕事」が単行本になる。『僕と演劇と夢の遊眠社』に改題されて、7月23日発売予定。

僕と演劇と夢の遊眠社
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高萩 宏
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(参考)
スタジオジブリ『熱風』に高萩宏氏が連載
制作者なら絶対に読め
続・制作者なら絶対に読め

本気で観劇人口を増やしたいなら

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観劇が困難な生活になり、現在の演劇状況について客観的に考える機会が増えた。改めて見つめ直すと、演劇界は新しい観客を獲得する努力を本当にしているのだろうかという疑問がわき上がってくる。

演劇界はまだ演劇を観る習慣がない人、劇場へ足を運ぶことが出来ない人に対し、いかに接するかに注力すべきだと思うが、それが目先の動員数(延べ動員数)を獲得することに向けられているのが現実だと思う。すでに演劇を観る習慣がある人をターゲットに、少ない観劇人口のパイを奪い合っているだけだ。あるいは公演期間中のリピーターを増やしているだけで、動員が2倍になったとしても、それは同じ観客が2回観ているわけで、観客の純増にはつながっていない。延べ動員数が増えれば収入にはなるが、それで本当に演劇界に未来はあるのだろうか。

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春の別れ

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この春に演劇界が失ったものは少なくない。

朝日舞台芸術賞は、賞の枠組みを変更した矢先だったので、まさかの休止だった。ダンス色を鮮明に打ち出していたので、関係者の衝撃も大きかったのではないかと思う。「百年に一度」と言われる経済危機を他人事と思っていた演劇人も多いようだが、経済は確実に芸術にも影を落とす。演劇の現場に関係なくても、観客は大いに関係がある。そういう当たり前の感覚を忘れてはならない。

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