作成者別アーカイブ: 高崎大志

関係者の平均的な意識(格差緩和)

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芸術環境の地域間格差をテーマにしたブログは、当初予定していた構成の終わりに近づいています。今回は、演劇関係者の平均的な意識の高さについて考えてみたいと思います。

あくまで私の知る範囲ですが、役者・演出家・制作者などその平均的な意識は首都圏の演劇関係者がかなり高いように感じられます。
もちろん例外も多くあり、地域で意識の高い方もいますし首都圏に意識が低い人もいるでしょう。
私が研究職にあれば、サンプリング調査を経て統計的にこれを証明するのですが、残念ながらこれは推測に過ぎません。
しかし、これは私がいろんな国内の多くの演劇関係者に直接会ったり話を聞いたりする中で得た実感です。

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ガラスの仮面、4年ぶりに最新巻

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ヒット作となった漫画がその分野を広く知らしめ、その分野に新たな人材を増やすという効果は、相当なものがあると思います。
数多の野球漫画が野球少年を増やし、キャプテン翼が人気を集めてサッカー少年が増えたようにです。

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宮崎で花開く。九州の演劇ネットワーク。

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2008年6月20日fringeブログ「地域の演劇人が、県立劇場のディレクターに」でも、その活躍に触れましたが、2月6日~8日に宮崎芸術劇場で、こふく劇場の永山智行氏が演出をつとめる「女の平和」の公演が行われます。

この公演は、九州の地域演劇シーンのエポックメイキングとなる公演であり、本年度九州でもっとも注目すべき公演企画のひとつです。
九州演劇人サミットなどに表される九州の演劇人のネットワークが、この公演で一つの成果にたどり着いたとみることができます。

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地域創造ニュースレター1月号

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財団法人地域創造が発行している地域創造ニュースレター1月号を読みました。
この冒頭の理事長あいさつで以下のような記述がありました。

3.「地域文化コーディネーター」の養成と活用を
 地域における文化・芸術活動を効果的に展開してゆくためには、専門性を有し、地域の宝物を磨きながら各種事業をコーディネートする人材が不可欠です。各県、各地域でそのような人材を確保することが当面の緊急の課題になりますが、政府と関係者はこの課題に早急に対応することが必要です。当財団としても関係者にご相談しながらこの問題に取り組んでゆきたいと考えています。

以上3点を、新年の課題と考えています。
http://www.jafra.or.jp/j/library/letter/new/interview.phpより引用)

これについては、私も全く同感です。

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地域の小劇場の状況

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福岡でぽんプラザホールが出来たことは大変いいことだと思いますが、一方、民間劇場のシアターポケットがなくなったことの遠因の一つとしてあげられるかもしれません。
北九州で言えば、北九州芸術劇場が出来たことが、ESTAの存続に影響した部分があるかも知れません。

福岡市内の小劇場についてもうちょっと考えるならば、地域演劇に主力をおく小劇場として
・ぽんプラザホール(市)
・甘棠館(民間)
・アクロス円形小ホール(県)
・あじびホール(市)
が、あります。
これらはいずれも客席数が100前後ということで、けっこうかぶっている面があります。
さらには、近いうちに小劇場扇貝(民間)が開設します。

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労働環境2(格差緩和)

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ソフトの製作が首都圏に多いことから脚本家の職能を活かした仕事についても同じような格差があるとおもわれます。他にもステージスタッフに関する仕事や劇場に関連する仕事などは劇場数公演数に比例するでしょうから、首都圏とそれ以外の地域では大きな差があることでしょう。

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労働環境(格差緩和)

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「芸術文化環境の地域間格差シリーズ」今回は、労働環境についてです。

演劇を続けていくときに、どのように生計を立てていくかということはどの地域の演劇人も悩ましい問題だと思います。
舞台に立つだけで生計を立てられる環境についてはここでは考慮せず、演劇を続けるために、舞台に立つ以外の仕事をするという点での労働環境について、考えたいと思います。

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viewpoint

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財団法人セゾン文化財団が発行するニュースレター「viewpoint」のNo.45が、同サイトにアップされました。
今回は地域演劇特集のようです。

この中で「地域における演劇活動の課題と九州演劇人サミット」というタイトルで寄稿させていただいております。ご興味のある方は、ご一読下さい。

ご意見ご感想は、コメントでいただければ幸いです。

発信力の環境

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ずいぶんと期間があきましたが、「芸術文化環境の地域間格差シリーズ」の続きをやりたいと思います。
今回は、発信力の環境ということで、そのカンパニーの存在や公演情報を発信することができる環境について考えたいと思います。

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ネットセミナーでひじてつを喰らわされた

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FPAPの高崎です。
fringeサイトでも取り上げていただきましたネットセミナー「海外研修サポートセミナー2008」が、昨日終了しました。

アートマネジメント系のセミナーをインターネット中継して、地域のアートマネージャーの研修環境をよくしようという狙いの企画です。
企画自体は技術的な課題は残るものの、大きな成果を残したという手応えを感じることができました。

このセミナーの中で、ひじてつを喰らわされたような思いになったことがありました。

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