この記事は2008年10月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。



鳥の演劇祭 実施報告書

カテゴリー: さくてき博多一本締め | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 高崎大志 です。

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鳥の演劇祭が終了し、実施報告書が公開されました。

http://www.birdtheatre.org/engekisai/bird_theatre_festival_tottori_vol1_report.pdf

この報告書はアウトプットを中心としたものですが、デザインにも配慮され興味深い資料となっています。

この演劇祭ではこのレポートとは別に「演劇祭の評価を行う」という企画もあり、そちらではより踏み込んだアウトカムについてのレポートが出るようです。
あわせて目を通してみることで、より深くこの演劇祭の相貌をうかがうことができものと思われます。

●アウトプット、アウトカム、インパクトとは

私は以下のように理解しています。
正確な定義は専門家の意見をご参照下さい。アウトカム以降の調査には、技術的な困難がいろいろあるようです。

アウトプット(産出物、事業の形式的評価)
例:何本の公演を行った・お客さんが何人入った・これだけ広報で取り上げられた
アウトカム(成果、短期的な効果)
例:アンケートでの評価・演劇への地域の注目が高まった・みんなが生き生きと暮らすようになった・観光客が増えた
インパクト(中・長期的な効果、波及効果)
例:他地域で成果発表の場が与えられた・他の地域で同様の企画がおこなわれた

(この仕分けは相対的なものです。多少の誤りがあるかも知れませんが、わかりやすくするために例としてあげています。)