先日、福岡にて、芸文助成を例として助成金書類作成ワークショップを開催しました。
この企画を行う中で、地域の制作者にとって芸文助成がなじみのないものであるという状況が手に取るように伝わってきました。
芸文助成についていえば、首都圏の採択が圧倒的に多数を占めるわけですが、同時に申請数も首都圏の団体が圧倒的に多いことが類推されます。
このもっとも大きな理由は、芸文助成の説明会が東京と大阪でしか開催されていないことでしょう。
1年に2会場での説明会が限界ならば、東京と大阪という固定された地域ではなく、トヨタ・アートマネジメント講座のように多くの会場で開催するとか、説明会の様子を録画しネットで配信するなど、情報提供の不公平を是正する方策を考えてもらいたいと思います。
ワークショップの中身についてですが、助成金の書類を書くのが初めてという受講者もいる中、ファンドレイジングの一手法についてだけでなく、自分達の活動の社会性をどう見つけ、言語化していくのか有意義な内容に出来た手応えを感じています。