元・扇町ミュージアムスクエア(OMS)マネージャーで、現在は大阪21世紀協会チーフプロデューサーの山納洋氏が、有志と共に運営してきた大阪・中崎町の日替わりマスターによる「common cafe」。小劇場系のイベントにも使われる貴重な都心の空間です。
その「common cafe」を中心に、山納氏の個人プロデュースの軌跡を綴った本が出ました。OMS時代からサロン文化を提唱し、扇町近辺のバーなどを巻き込んだトーク企画「扇町Talkin’About」、日替わりマスターによるバー「Common Bar SINGLES」を展開してきた経緯がまとまっています。
ノウハウを惜しげもなく公開したカフェ開業本としても注目されていますが、既製概念にとらわれず、独自のコミュニケーションを追求した人物の自叙伝だと思います。
(参考)
山納洋氏の〈思い〉を知る
コモンカフェ―人と人とが出会う場のつくりかた
posted with amazlet on 07.07.10
山納 洋
西日本出版社 (2007/05)
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