この記事は2006年10月に掲載されたものです。
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萩尾望都氏と長嶋有氏のネタバレに怒る

カテゴリー: fringeのトピック以前 | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 荻野達也 です。

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※『舞姫 テレプシコーラ』コミックス収録前の重大なネタバレがあります。

ニッポンのマンガ (アエラムック―AERA COMIC)
朝日新聞社
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手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)10周年記念として、アエラムック『ニッポンのマンガ』が出ました。充実の内容で即買いだったのですが、同じ日に家人も書店で手に取ったところ、何気なく開いたページに『舞姫 テレプシコーラ』の衝撃的な展開が紹介されており、コミックス派で『ダ・ヴィンチ』読者の会話には耳をふさいできた家人は、絶叫しそうになったそうです(ショックで購入しなかったため、私とダブらないで済みました)。

私も目を通してしまいましたが、漫画はコミックスを待つ読者も多いわけで、こういう重大なネタバレにつながる場合は配慮が欲しいと思いました。雑誌連載が終わっても、コミックスになるまでのタイムラグを考えて、もっとぼかした表現にするか、せめてネタバレ注意をしてほしい。萩尾望都氏と長嶋有氏による「大人のためのCOMICナビ 2002-2006」という対談なのですが、編集者も含めてなぜもっと気を遣わないのかと思います。見出しにもになっているので、開いただけで目に入ってしまいます。『ダ・ヴィンチ』読者のウェブログも検索してみましたが、素人の皆さんのほうがよっぽど配慮した書き方をしていると感じました。

演劇に例えると、まだツアー中なのに、先に終わった公演地から結末を書いた劇評を全国に流してしまうようなものでしょう。