東京の制作者:gunさんが「のだめカンタービレ」のことを書いてますが
「のだめの面白さはクラシックなんてなーんも知らない私に五千円のチケットを買わせましたヨ。」
という、この言葉は重要だと思いました。
ちょうど月刊誌「フィール・ヤング」連載中の『ピース オブ ケイク』(ジョージ朝倉)に、主人公が小劇場系劇団の衣裳を担当するようになるくだりが出てきてます。
6月号ではついに(?)上演の様子が直接描かれ、客席で大笑いの主人公。
メガヒット作品ではなくても、こういう「ふつーの女の子が読むような雑誌」(え?語弊がありますか・・?)に、するりと入ってくる描写(決して演劇が話のメインではないので)が、なかなかえーのではないかと期待したりしてます。
ちなみに登場劇団の名前は「めばち娘(こ)市場」、9ステージがすぐソールドアウトになる規模です。
脚本・演出・出演を兼ねるカリスマが、代表(取締役)とは別に居ます。
かなりえげつない舞台を展開してるようで、モデルも目に浮かびますが、「実際あるなら観てみたい」と思いました、ええ思いましたよ。
このところジョリヴェの「セレモニアル」が、各音楽大学の打楽器科演奏会で競うように演奏されているのは「のだめ」の影響なのでしょうか。
「のだめ」ファンでも、ジョリヴェの、打楽器曲に興味惹かれる人は少なかろうと思われますが、隣接している、重なり合っていると思われるジャンル間でも、その人の属している階層の、特定の(好みの・なじみの)チャンネルの特定の物言いを通じてのみ情報が伝わっていく、ということには変わりがないと思います。
そういう現象はあるでしょうね。
演奏会については暗いので言及しかねますが。。。
挙げたような拡大効果はまだ何とも言えませんが、「アレルヤ」を読むためだけにビッグコミックオリジナルを買っている私です。