オリジナルグッズの発注方法をまとめた『グッズづくりのイエローページ』(グラフィックス社)が出た。『デザインのひきだし2』(2007年)のグッズ特集が好評だったことから企画されたようだ。他誌でもよく見かける内容だが、単行本としてまとめたものはめずらしい。
紙もの、文具、布もの、こもの、食べ物、その他の6ジャンル・150以上のアイテムごとに、特徴と制作上の注意点、発注先、コスト、最低ロット、納期を解説。巻末にはコスト/ロット別の索引も。
この本で紹介されている業者がベストとは限らないが、相場を知るには参考になる。グッズ製作が多い制作者は手元にあると便利だろう。
ネットでもノベルティグッズの総合サイトは多数あるが、単なる名入れに終わっているものが多く、どこまでオリジナルデザインに出来るかを見極めるのが重要だと思う。
この本で検索をかけたら、遊気舎時代にプロデューサー補を務めた太木裕子氏のブログが見つかった。数々のグッズを手掛けた彼女も、こういう本があればと考えていたようだ。