この度、(財)広島文化財団 南区民文化センターの主催する、若手演劇制作者養成講座の講師を務めることとなりました。
今週末の24日に、その第一回が開催されます。
先日、担当者の方と協議してきましたが、担当者の方々の意気込みをひしひしと感じ、協議していく中で、よりよい講座になる手応えをつかみました。
制作者向けの講座は、現在各地で行われています。若手演劇制作者向けということを念頭において、地域ならではの制作者のあり方について、実践的な内容にできればと考えています。
私がいろいろな制作者向けの講座を見聞して、とくに大きな問題と考えているのは、実践の場の有無とモチベーションの向上の二点です。
多くの講座では、参加者はすでにやる気満々で学んだことをすぐに使える場があるということが前提であり、当然とも言える前提です。
しかし、地域で若手向けとなると、必ずしもそのような条件は整っておらず、演劇は続けたいけど続けられるかどうか・・・という方もいると思います。
今回の講座では、そういった方にも地域の演劇シーンに意欲的に参加できるような方向性を示すことができればと考えています。
その他にも、この講座を通して、広島の演劇シーンの状況が伝わってくるような仕組みを取り入れられたらと企んでおりますが、これは秘中の秘。ということで。