高嶺格作品上映中止問題、「REALTOKYO」小崎哲哉編集長のコラム「横浜美術館の失態 II」が掲載されました。燐光群の名古屋市共催取り消し問題も、これぐらいの内実が明らかになるべきでしょう。
いつもどおり「鳥居坂秘書日録」が的確に指摘しています。
この経緯を読む限りでは、「館長、しっかりしてくれよ」と言いたくなる。財団全体の「内部のコンセンサス」をとる要の役目こそ、公立美術館の館長なのではないか。
そう、そのとおり。
ただ、きちんと取材に応じた雪山行二館長の態度は評価したいと思います。雪山氏も美術館一筋の方ですから、現場の気持ちはわかっているはず。もちろん、内部批判する形になった天野太郎学芸係長の勇気も。天野氏は美術評論家としても活躍する大物キュレーター(森村泰昌「女優シリーズ」展や奈良美智展も天野氏の企画)なので、怖いものなしだと思いますが。
名古屋市文化振興事業団はどうなんでしょう。
一人くらい、「サムライ」は居ると思うのだけども。
と、「こんなものを食べた2」は書いているのですが……。