11月24日京都新聞夕刊の一面に「古都カオス 支援に甘え、薄れる気概」という記事が発表され、関係する演劇人の間に衝撃が走った。インタビューで語った事実がわい曲された記事に関係者が一様に抗議し、新聞社に対処を求めるちょっとした騒ぎになった。私も京都舞台芸術協会理事の一員としてその記事に対して抗議の意を表明した。この記事を読んだ市民が演劇に公的支援は必要無いと思ってしまわないような対処を新聞社には強く求めたい。
残念なことにこの記事は「演劇が公的助成金(税金)で支援される必要があるんだろうか?」という市民の素朴な疑問に対して、支持を得られやすいこたえを提示してしまっている。それは舞台芸術にたずさわり、助成金の恩恵を受けているものとしてはやっかいなことである。
京都新聞の記事が指摘したこと
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