九州演劇人サミット、無事終了しました。
セゾン文化財団さんのおかげで、佐賀ではほとんど開催がないとされるワークショップを開催できました。佐賀の演劇人にとってもいい刺激があったのではないでしょうか。
また、初参加となる大分や佐世保のパネリストに九州の地域演劇の動きが実感として伝わったように思います。これらのパネリストがそれぞれの地域にもどって、その感覚を地域の演劇人に伝え、今後どのような動きになっていくのかたいへん楽しみです。
他地域の状況が目に見えるということは、たいへん大きな事だろうと思います。ここ数年、地域を越えた演劇関連企画が増えていることは、そのことを証明していると言えるかも知れません。
今回のサミットでは、これまで県庁所在地以上にほぼ限られていたパネリストの地域に拡がりがあり、県庁所在地クラスよりも人口の少ない市からの出席があったことも成果でした。中には、市内に劇団が3つ。という地域もありました。
九州演劇人サミットは、これまで5回開催してきました。
しかし、それでもまだ未開催の県があります。未開催の県の平均的な演劇関係者は、おそらく自分達の活動で手一杯で、他地域の状況に関心を払う余裕もないかも知れません。
肝心なのは、適切なきっかけです。情報的に孤立した環境であればあるほどサミットがその地域に与える影響は大きくなります。
すべての県で開催してこそ、本当の意味で次のステップにいけるのだろうと考えています。
九州演劇人サミットの模様
http://www.krtc.info/