「スタッフ様」「照明アーティスト様」を批判したこのアーティクルや、照明家の互助組織を紹介したこのアーティクルなど、本当に読み応えがあります。舞台におけるスタッフワークを解説したサイトは少なくありませんが、テクニカル以外の大切な事柄をこれだけわかりやすく伝えてくれるところはないと思います。
「舞台監督=大道具の棟梁」って考え方を持ってる人は、そろそろやめた方がいい。舞台監督の一番大きな役割は、幕をスケジュール通りに、無事開けること。つまり、舞台監督って、会社の仕事に例えると、プロジェクトマネージャーなんだよね。舞台監督は、特定の作業を重視しすぎて、作業進行上でボトルネックを作ってはいけないのだ。
と指摘しているこのアーティクルも必見。なぜ演出家が制作者を兼ねてはいけないかを、芸術面からアプローチしています。専任制作者の必要性はfringeでも強調していますが、興行面とは異なる視点からの分析でたいへん興味深いです。
あまりに素晴らしいので、携帯サイトとfringe blogトップページにRSSを表示させていただきました。照明家の方のRSSを掲載させていただくなんて、思ってもみませんでした。
紹介されている「仕込み券」は制作者にも応用出来ると思いますし、私も「アーティスト様」という言葉はよく使います。制作者は「アーティスト様」との闘いのような側面もありますからね。ぜひチェックしていただきたいウェブログです。
面白くいつも楽しみに読んでます。
スタッフの生理は説明が難しいし、ふれあいの少ない役者や劇団代表に説明する機会もなかなか無いので、劇団内で「とりあえずココを読め!」と流してます。