水族館劇場13年ぶりの九州公演が幕を閉じ、動員数を谷瀬さんが報告しています。キャパ約200名の仮設劇場5ステで約1,500名、地元スタッフを入れると約1,600名が観たそうです。これは大成功ではないでしょうか。
看板女優の千代次さんが稽古中の事故で本番4日前に出演不能となり、一時は公演中止も検討された模様ですが、逆境を見事に乗り越えたようです。
北九州公演制作団という、訳のわからない組織(失礼)も素晴らしい。谷瀬さんも書かれているとおり、普通の公演ではダメでも、アングラ野外芝居ならアリでしょう。しかも演劇人中心ではないというところに、北九州の表現に対する包容力を感じます。今回の一連の動きに刺激を受け、「自分たちも北九州で上演したい」と思う劇団が続いても不思議ではありません。水族館劇場は、本当によい上演地に恵まれたと思います。
大きめの現場写真と短いキャプションが言葉以上の躍動感を伝える「北九州公演制作団日報」(海の砦日報blog)。読者を魅了する稽古場日誌とは、こうありたいものです。
ありがとうございます。
何と、公演終了後にML全メンバーの把握をしました(笑)劇団員を除き、約50人でした。
ここに公開の会議室があります。
http://www.apa-apa.net/cgi-bin/yaken/aqua/wforum.cgi
MLに流れるシステムのボードであり、ある程度公開しても差し支えない内容やツリーで集約したい件のみ、こちらに書き込んで使っていました。
通常MLで流れたメールは700を超えています。
日報の写真は以前「大駱駝艦」の制作にも関わっていた「その筋」での著名人?であります。
都市デザインが本業の彼のセンスは流石だと思います。
この制作で「本気出す」ってことを再認識しました。
つまりは「危機感」が高かった、ってことですが。
今後の受け入れ公演に対して、きっと新しい力になると思いました。
「通常の公演ならダメ」の大きな理由は、レジデンスにあると思います。
1ヶ月の滞在製作・地元の巻き込み(制作/裏方/出演)が、今回の「制作団づくり」と動員を可能にしました。
演劇と全く触れあったことのない人々が、彼らの日々の様子を見て「よっしゃ」と思ったわけです。
「誰でも入れる稽古場」という条件も大きかったですね(稽古場と言うより飯場ですが)。
あとは「1500入っても赤字」という部分をクリアしていければいいのですが、長期滞在型のネックはそこですね。