内野儀連続ゼミナール/「J演劇」の〈歴史〉を再構築し始める

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このトピックには 0 返信 、 1 ボイス が含まれます。 最終更新 by  座・高円寺 劇場創造アカデミー 6 年, 5 月 前.

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    座・高円寺劇場創造アカデミー、1年次の授業「パフォーマンス概論」の講師、内野儀さんの特別講座を開催します。

    「J演劇」の〈歴史〉を再構築し始める
    百花繚乱状態で、「ナンデモアリ」で、「豊か」にさえ見える現代演劇・舞台芸術。そのためか、誰も〈歴史〉を語らなくなり、「はい、次!」的に青田刈りが進む一方、助成金のおかげで、「昔の名前」でいつまでも「出て」いられる。こうして実践家や観客の領土的分断は着々と進み、消費の回転速度はどんどん上がっていき、日本語圏の現代演劇・舞台芸術は、後期資本主義社会の速度と制度にみあったメディアになることができた!、というわけで、演劇界にとって、これほど喜ばしいことはない。だがしかし、と、この講座では考えたい。時間性などもはや〈ない〉とわかっていても、近代という時代があったことを知っている数少ない演劇関係者として、いまどき、〈歴史〉について、〈歴史化〉という時間のかかる知的なプロジェクトに取り組んでみたい。この講座は、そうした〈思考〉のとっかかりとなるようにと、考えている。

    [日時・内容]
    第1回 2017年12月15日(金) 19時~21時
    新劇からアングラ・小劇場へ―「歴史的切断」とされるものを再検討する
    第2回 2017年12月22日(金) 19時~21時
    現代演劇における分断と政治―現代口語演劇登場以降の思想的ガラパゴス状態を検証する
    第3回 2018年1月12日(金) 19時~21時
    これからの演劇―ありうべき演劇の未来を構想する(ことは可能かを問う)

    [参考文献] 『「J演劇」の場所 トランスナショナルな移動性(モビリティ)へ』

    ○講師プロフィール
    内野儀(うちの・ただし)演劇批評家、学習院女子大学教授
    1957年生まれ。日米の現代演劇を中心に、研究批評活動を展開。著書に『メロドラマの逆襲』『メロドラマからパフォーマンスへ』『Crucible Bodies』『「J演劇」の場所』など。

    会場 座・高円寺 地下2階 けいこ場2
    受講料 1,000円(各回)
    ※当日受付にて各回毎のお支払いになります。
    定員 40名

    【お申込み・お問合せ】
    NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
    劇場創造アカデミー担当:安達、斉藤
    Tel. 03-3223-7500 E-mail academy@theatre-koenji.jp

    http://za-koenji.jp/academyhp/

    参加希望の方はアカデミー担当まで、E-mailまたはお電話でお申し込みください。お申し込みの際、ご住所、氏名、連絡先電話番号、メールアドレス(またはFAX番号)をお知らせください。
    ※開催2日前まで受付。但し定員に達した場合は、その時点で締め切ります。

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