【レポート】ON-PAMテーマ委員会 第一回:制作者とアーティスト、その関係性を問い直す ※会員限定公開

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このトピックには 0 返信 、 1 ボイス が含まれます。 最終更新 by  @OpenNetwork_PAM 8 年, 11 月 前.

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    【レポート】ON-PAMテーマ委員会 第一回:制作者とアーティスト、その関係性を問い直す ※会員限定公開

    ON-PAM広報室です。現代演劇ウォッチャー/「しのぶの演劇レビュー」主宰の高野しのぶさんに作成して頂いた、2015年度の舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)の第1回テーマ委員会のレポートをON-PAMアクテビティサイトにアップしました。会員限定での公開となりますが、ON-PAMの活動の紹介として、掲載させて頂きます。

    ON-PAMは、「舞台芸術制作者」の開かれたネットワークです。それでは私たち「舞台芸術制作者」とは、一体何者なのでしょうか? 

    かつて「制作者」は、芸術的才能やカリスマ的求心力を持つアーティストが主宰する劇団やカンパニーにおいて、公演を成り立たせる制作実務(運営管理、助成金申請、広報宣伝、チケット等)を行う担当者、という位置づけにありました。しかしこの20年ほどの間に、「制作者」のあり方は劇的に変化を遂げています。

    劇場やフェスティバルを基盤にアーティストや作品をプロデュースする者、インディペンデント・プロデューサーとして自らの芸術的ビジョンを体現する企画を仕掛ける者、ドラマトゥルクという立場からクリエーションに寄り添う者、中間支援組織や助成団体の側からシーン全体の活性化を図る者、フリーランスとして複数の劇団や公演の現場にコミットする者など、今や「制作者」のあり方は大きく多様化しています。

    今年度の委員会では、ON-PAMのアイデンティティそのものである「舞台制作者」像を今日の現状に即してアップデートし、その多様性と課題を整理することで、私たち自身が「あたらしい制作者像」を見出し、再定義することを目指します。その作業によって、今日の制作者に期待される社会的な役割と責任、といったことも次第に明らかになってくるのではないでしょうか。

    この年間テーマに取り組む第一回委員会においては、制作者の原点とも言える「アーティストとの関係性」について考察します。ある強烈な世界観や才能を持ったアーティストとの出会いから、制作者達はどのようにアーティストと関係を築き、それを「生業」として成立させているのでしょうか。そこにある葛藤や長期的ビジョンとはどのようなものなのでしょうか。今日の日本の舞台芸術を牽引する劇団やアーティストの制作を手掛けてきた4名の制作者に語って頂くところから、このテーマを掘りさげていきたいと思います。

    トーク・セッション登壇者:
    伊藤達哉(有限会社ゴーチ・ブラザーズ代表取締役)
    重政良恵(劇団SCOT制作)
    高萩宏(東京芸術劇場 副館長)
    三好佐智子(有限会社quinada代表)

    司会:相馬千秋(アートプロデューサー/NPO法人芸術公社 代表理事)

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    1.アーティストとの関係性とこれまでのキャリア
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    相馬:
    今日は、劇団制作からお仕事を始められ、今さまざまな現場でご活躍されている4人の制作者をお招きしました。2015年のON-PAMのテーマ委員会は「新しい制作者像を探る」というテーマです。ON-PAMという組織が「舞台芸術制作者のオープンな集まり」であることは自明ですが、制作者とはいったい何なのかを、もう少し掘り下げて考えるべきではないかという議論が、昨年、会の中で起こりました。私たちは制作者という言葉は理解しており、自分たちがそうであるという自覚はある。けれども、かつてよりその言葉の表す職能が非常に多様化していることもあり、現在、制作者という職能がどういうものなのか、私たち自身が自分たちを自己定義する言葉を持っているのかを考える必要があります。

    今年度のON-PAMでは、「そもそも制作者とは何か。制作者像はどのように更新されようとしているのか。私たちは何者で、これから何処に向かうのか」ということを年間テーマとして話していくことになりました。

    第一回として今回は「制作者とアーティストの関係」を取り上げます。

    今日は制作者としてアーティストとさまざまな関係を切り結びながら、作品を作る、あるいはプラットフォームを作るというお仕事をなさっている4人に来ていただき、アーティストと制作者との関係をあらためて考えいきたいと思います。劇団をベースにする制作者、ドラマトゥルク、あるいはプロデューサーやプログラム・ディレクターなど、色々な制作者のあり方が見えてくることでしょう。まず4人の皆様にトーク・セッションという形で課題を掘り起こしていただき、後半は参加者全員によるグループ・ディスカッションを行って、この問題に向き合っていきたいと思います。

    続きはコチラから→ http://act.onpam.net/

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    ■ON-PAM WEBサイト
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