この「危機の時代」に、再びの小劇場演劇の《新しい出会い=運動》を目指し、“Space早稲田演劇フェスティバル2016”を開催します。 2011、2012年の二度に渉って開催したSpace早稲田演劇フェスティバルは、多くの反響と《出会い》を生み、高い評価を得ました。その後、劇団の過密スケジュールのため開催出来なくなって、本当に多くの皆様にご迷惑をおかけしましたが、4年振りに開催します。
劇場とは自由に「他者」と《出会う》解放区であり、市民・民衆のための自由空間(アジール=避難所)です。劇場を、市民・民衆のアジールにするのが芝居者の仕事です。そんな芝居者の祭、それが“Space早稲田演劇フェスティバル2016”です。
客席60~70席の小劇場=Space早稲田を《開かれたアトリエ》として若手劇団、地域劇団に、廉価で開放します。ただし、Space早稲田は、駒場アゴラ劇場、池袋シアターグリーン、王子小劇場といったいわゆる「小劇場」ではありません。あくまでも、流山児★事務所のアトリエ(稽古場)です。劇団公演も「アトリエ公演」という形をとって、地域の皆さんに、開場以来の18年間で「理解を得てもらって」上演活動しているのが《実情》です。そういった《実情》をご理解の上、参加していただければ幸いです。志ある演劇人たちとの《出会い》のために、廉価で公演場所を提供する!これが「原則」です。芝居者の原則(キチンと劇場を使うココロ)を持った人たちと「キチンと出会いたい」のです。現代演劇の最前線を疾走する多くのカンパニーや無名だが気鋭の演劇人の《出会い》の場。ここにトーキョー演劇の《現在》がある! そんなフェスティバルになればいいと思っています。3・11以降、集団的自衛権行使、特定秘密保護法下の「戦争の時代」と切り結ぶ演劇が、このささやかな演劇祭から必ずや出てくると確信しています。演劇は「時代を映す鏡」です。良質な作品を真摯に創りあげる「夢」クリエイターたちとの《新しい出会い》がある事を期待し、多くの皆さんのご参加を待っています。
【会 場】 Space早稲田(キャパ60~70席)
東京メトロ東西線「早稲田」1番出口下車徒歩1分 東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1
【日 程】 2016年10月10日(月)~11月27日(日)
基本的に「1週間単位」でのご利用をお願いします。 ①10/10(月)~16(日) ②10/17(月)~23(日)
③10/24(月)~30(日) ④10/31(月)~11/6(日) ⑤11/7(月)~13(日) ⑥11/14(月)~20(日)
⑦11/21(月)~27(日)
【使用料】 1週間=21万円(税込)+電気料(実費)
第一次募集〆切・・・・・・2015年9月15日(火)
第一次選考発表・・・・・・2015年9月末
【応募先・問合せ】 流山児★事務所 TEL03-5272-1785 mail@ryuzanji.com
ホームページhttp://www.ryuzanji.com/