◆トークカフェ 『それぞれの視点から考える報告会』
2012年より大道芸・サーカス・ジャグリングなどのパフォーマンスに
まつわる人々とともに、WSや座学などの企画を通して、自分の視点から
その可能性を模索してきたkoen企画。暫しのお休みを経て活動再開します。
その第1回として「大道芸ワールドカップin静岡」が今年3月に実施した
とある説明会に関わった方々からの事例報告を軸に、大道芸というものや
フェスティバルの運営などについて自由に意見を交換する場を5月に開催します。
以下、ご存じない方のために今回の経緯をご説明しますが、
この一連の流れが露にしたフェスティバル運営をめぐる葛藤は、
静岡という地域での出来事や大道芸というジャンル、
当事者となったパフォーマーだけのものでなく、もっとほかのジャンルや
地域にも通ずるような普遍的な事例として捉え、考え、問いを持つ
きっかけではないかと感じています。
ひとつひとつの段階でどのような行動や想いがあり、
説明会当日に実行委員会からどのような説明がなされ、
来場者たちと意見が交換されたのか。
自分が聞かせていただいた話を再度オープンな場で語っていただき、
個々の視点からの状況を共有しつつ、意見交換ができる場をつくりたいと思います。
*事例報告をしてくれるゲストの方々は後日公開します。
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☆経緯概略
「大道芸ワールドカップin静岡」は、
1992年から静岡市内で毎年11月に開催されており、
100万人以上が来場する国内最大規模のフェスティバルです。
(主催:大道芸ワールドカップ実行委員会 共催:静岡市)
このフェスティバルの日本人出演者はすべて公募ですが、
2月8日に出演料がなくなった「募集要項」が発表されたことを機に、
当事者であるパフォーマーから関係者、お客さんたちまで、
さまざまな人々が困惑し、そしてフェスティバルについて考え、
言葉にしたり行動を起こす流れを生み出しました。
複数のパフォーマーが交渉を続けた結果、3月8日に
『オン部門アーティスト募集条件変更に関しての説明会』が
開かれることになり、多くの人がその場に集まりました。
そこで双方の意見が交換され、その後に開催された特別会議を経て
3月17日には公式サイトに出演料が戻った募集条件が掲載されました。
★メディア掲載事例
3月20日 中日新聞 朝刊(社会面)
3月26日 静岡朝日テレビ「とびっきり静岡」第1弾
4月 5日 静岡新聞 朝刊(社会面)
4月13日 静岡朝日テレビ「とびっきり静岡」第2弾
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企画した私自身はいち観客であり内部の運営に携わったことはありません。
しかし、この説明会の終了後に本当にたくさんの意見をSNS等で見るにつれ
断片的に情報がネット中心に出回ることで、何が事実で問題であるのかが
錯綜していてより分かりづらくなっている印象をうけました。
そこで、まずは実際のことを当事者から聞いてみたいという
単純な動機をきっかけに、当日参加した何人かの人に直接お話を
聞いてみたりしていたのが企画の発端です。
複数の視点から語られたそのプロセスを聞くほどに、
この出来事は議論の中心となった出演料だけの問題では決してなく、
実行委員会からの回答ですべてが終結したのでもないと捉えています。
この会自体を起点として過去と現在を見つめながら、
今後に向けてそれぞれが思考し、自分の活動やフィールドの中に持ち帰り
活かしてくれる契機となることを願います。
皆さまのご来場お待ちしております。
ーーーー詳細ーーーーーーーーーーーーーーーー
『それぞれの視点から考える報告会』
goo.gl/51N9BE
[日 時] 2018年 5月15日 (火) 19:30より
※開場・受付は30分前から開始します
[会 場] コンセプトスペース F★E★P
→小田急線「梅ヶ丘」駅より徒歩9分
http://fep-art.com/contact/
[参加費]1,300円(1ドリンク付)
※お支払&ご注文は当日受付で頂きます
[対 象]どなたでも。
[定 員]30名
[その他]
・本会の終了後に、まとめレポートを作成して後日公開を予定しています。
・会場のご好意で軽食メニュー(任意・有料)もご用意あります。
【ご予約方法】以下のフォームより必要事項をご記入の上お申し込みください。
https://goo.gl/forms/y8MC88i9J81uWZ0K3