ITI ワールド・シアター・ラボ「海外戯曲の戯曲読解ワークショップ」参加者募集!
海外の現代戯曲を、翻訳という視点から探求する「ワールド・シアター・ラボ」の一環として、「戯曲読解ワークショップ」(オンラインZoom)を開催!
2021年2月にリーディング上演(会場:せんがわ劇場)する英国の現代戯曲『ウエストブリッジ』と『自殺の解剖』を取り上げ、それぞれの作品を4回シリーズで掘り下げます。
対象は、翻訳する人、またはそれを志す人、海外戯曲読解に関心のある演出家、劇作家、俳優など。戯曲を事前にお渡しし、ディスカッションを通して、海外戯曲を共に深めていく参加者を募集します。
奮ってご応募ください!
詳細はこちら
https://iti-japan.or.jp/info/7138/
【A】『ウエストブリッジ』戯曲読解ワークショップ
ファシリテーター:黒澤世莉、翻訳:小田島創志
THE WESTBRIDGE by Rachel De-Lahay
日時・内容
①1月26日(火)18:30~21:30 翻訳者レクチャー・戯曲を読む
②1月28日(木)18:30~21:30 音読・ディスカッション/戯曲構造を探る
③1月30日(土)13:30~16:30 音読・ディスカッション/作品の背景を深める
④1月31日(日)13:30~16:30 プレゼンテーション「私のウエストブリッジ論」(800〜1000字レポート)
作品紹介
『ウエストブリッジ』作:レイチェル・デ=レヘイ
ロンドン南西部のバタシー地区が舞台。14歳のアジア系少女が黒人にレイプされたという噂が流れ、地域に住む住人たちに波紋を投げかけていく。そのようななか、パキスタン人の父親と白人の母親を持つソリヤ、アフリカ系カリブ人の父親と白人の母親を持つマーカスは、同棲を始めるものの・・・。人種的・文化的なアイデンティティが複雑化していくなかで、共通理解をどう深めていくべきか、ということがテーマとなる作品。
ファシリテーター
黒澤世莉
演出家。スタニスラフスキーとサンフォードマイズナーを学び、演出家、脚本家、ファシリテーターとして日本全国で活動。公共劇場や国際プロジェクトとの共同制作など外部演出・台本提供も多数あり。俳優指導者としても新国立劇場演劇研修所、円演劇研究所、ENBUゼミ、芸能事務所などで指導を歴任。
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【B】『自殺の解剖』戯曲読解ワークショップ
ファシリテーター:瀬戸山美咲、翻訳:關智子
日時・内容
1月25日(月)18:30~21:30 翻訳者レクチャー・戯曲を読む
1月27日(水)18:30~21:30 全体を音読・ディスカッション
1月29日(金)18:30~21:30 パート毎に音読・分析
1月30日(土)18:30~21:30 全体を音読・分析
作品紹介
『自殺の解剖』作:アリス・バーチ
ANATOMY OF A SUICIDE by Alice Birch
2017年ロンドン初演。3世代の3つの物語が舞台上で並列的に展開される。自殺願望があるキャロル、薬物中毒から抜け出そうとするアナ、医者になったボニーの物語は、時折呼応し共鳴する言葉を用いたフーガ的スコアによって奏でられる。女性であること、母であること、継承されるもの、それと対峙することについて描かれた話題作。
ファシリテーター
瀬戸山美咲
劇作家・演出家。ミナモザ主宰。近年の作品に現代能楽集X『幸福論』(作・演出)、『オレステスとピュラデス』(作)、『THE NETHER』(上演台本・演出)、『あの出来事』(演出)など。第26回・第27回読売演劇大賞優秀演出家賞、第70回芸術選奨文部科学大臣賞新人賞受賞。地域の人たちとの創作にも継続的に携わる。
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募集要項
■対象 翻訳家、または、それを志す者。演出家、劇作家、俳優等。
■参加条件 原則、全日程参加できる方。海外戯曲に関心がある方。
■定員 各作品10名
■参加費 3,000円(全4回)
■参加方法 オンライン実施。Zoomを使用予定。
■応募方法
下の申し込みフォームより①〜⑧項目をご入力の上、お申し込みください。
①氏名/活動名 ②所属(あれば) ③生年月日 ④性別 ⑤住所
⑥連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
⑦略歴 ⑧応募理由(200字程度)
※定員を超えた場合は選考あり
※参加者には、戯曲の粗訳を郵送いたします。
■お申し込みフォーム
(Googleフォーム)
URL https://forms.gle/KUyBRxNdCXyj2zpy8
■応募締切
1月10日(土)
【お問合せ】
国際演劇協会日本センター事務局
メール theatrelabo@iti-j.org
電話 03-3478-2189(平日11時~17時、12/28-1/4を除く)
文化庁委託事業「令和2年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
次代の翻訳家育成セミナー「ワールド・シアター・ラボ」
主催=文化庁、公益社団法人国際演劇協会日本センター
企画制作=公益社団法人国際演劇協会日本センター