この「危機の時代」に、再びの小劇場演劇の《新しい出会い=運動》を目指し、“Space早稲田演劇フェスティバル2017”を開催します。
劇場とは自由に「他者」と《出会う》解放区であり、市民・民衆のための自由空間(アジール=避難所)です。劇場を、市民・民衆のアジールにするのが芝居者の仕事です。そんな芝居者の祭、それが“Space 早稲田演劇フェスティバル”です。
客席 60~70 席の小劇場=Space 早稲田を《開かれたアトリエ》として若手劇団、地方劇団に、廉価で開放します。ただし、Space 早稲田は、駒場アゴラ劇場、池袋シアターグリーン、王子小劇場といったいわゆる「小劇場」ではありません。あくまでも、流山児★事務所のアトリエ(稽古場)です。劇団公演も「アトリエ公演」という形をとって、地域の皆さんに、開場以来の 19 年間で「理解を得てもらって」上演活動しているのが《実情》です。そういった《実情》をご理解の上、参加していただければ幸いです。
志ある演劇人たちとの《出会い》のために、廉価で公演場所を提供する!これが「原則」です。芝居者の原則(キチンと劇場を使うココロ)を持った人たちと「キチンと出会いたい」のです。現代演劇の最前線を疾走する多くのカンパニーや無名だが気鋭の演劇人の《出会い》の場。ここにトーキョー演劇の《現在》がある! そんなフェスティバルになればいいと思っています。
3・11以降、集団的自衛権行使、特定秘密保護法下の「戦争の時代」と切り結ぶ演劇が、このささやかな演劇祭から必ずや出てくると確信しています。演劇は「時代を映す鏡」です。
良質な作品を真摯に創りあげる「夢」クリエイターたちとの《新しい出会い》がある事を期待し、多くの皆さんのご参加を待っています。
Space 早稲田芸術監督 流山児祥2016年10月1日
募集概要:
【会 場】 Space早稲田(キャパ 60~70 席)
東京メトロ東西線「早稲田」1 番出口下車徒歩 1 分 東京都新宿区早稲田町 74 ビューロー早稲田B1
【日 程】 2017 年 7 月 24 日(月)~9 月 17 日(日)
基本的に「1 週間単位」でのご利用をお願いします。
①7/24(月)~30(日) ②7/31(月)~8/6 (日) ③8/7(月)~13(日) ④8/14(月)~20(日) ⑤8/21(月)~27(日) ⑥8/28(月)~9/3(日) ⑦9/4(月)~10(日) ⑧9/11(月)~17(日)
【使用料】 1 週間=21 万円(税込)+電気料(実費)
【第一次応募〆切】 2016 年 10 月 31 日(月)
【選 考 結果発表】 2016 年 11 月上旬
【応 募・お問合せ】 流山児★事務所 TEL03-5272-1785(平日 13 時~17 時) mail@ryuzanji.com