セゾン文化財団では2015年6月から10月にかけて、「舞台芸術の観客拡大策に関する研究会」を開催いたします。現在、参加者を募集しております。
劇場、フェスティバル等における観客の拡大策については、これまでにも各所で様々な取り組みが行われてきました。
しかし、その効果については客観的に検証されることが少なく、経費対効果からみた成否がはっきりしないケースも少なくありません。
このため、成果をあげた事例が共有され、さまざまな場で実践されることで舞台芸術全体の観客の拡大につながったとは、いまだ言い難いのが現状です。
この研究会では、具体的な事例をモデルケースとして取り上げ、参加者間の討議を通じて観客拡大のための新しい手法を検討します。レクチャー、討議、グループワークを経て、最終回には参加者それぞれが独自のプランを発表します。
検討された施策のうち優れたものについては実際に試行し、効果を評価したうえで、各地での普及につなげていくことを最終的な目標としています。
■日時・内容■ 各回10:30-(2~3時間)
第一回 6月15日(月)
● 自己紹介を兼ねたそれぞれの事例・課題の共有。現状の解決策の事例まとめ。
モデレータによるブレイクスルーのためアプローチの紹介的導入
第二回 7月16日(木)
● 2つのモデルケース<アトリエ劇研> <横浜ダンスコレクション2016>、モデレータによるツール、技法例、他領域での革新的な事例の紹介 〈8月はお休み 各自課題図書購読・レポート(予定)〉
第三・四回 9月24日-25日(木、金)
● 2日間連続開催
1日目:グループワーク:モデルケースの問題点抽出、マッピング、新視点からの検証
2日目:ゲストによるレクチャー、1日目の問題点からのプランシーズ探索
第五回 10月16日(金)
● 参加者による新たな観客拡大策の発表
■会場■
森下スタジオ新館 ラウンジ (東京都江東区森下3-5-6)
http://www.saison.or.jp/studio/outline.html
■対象者■
劇場、フェスティバル等における観客拡大のための手法開発に意欲を持ち、
主体的に参加できる舞台芸術関係者 (定員10名程度・全回出席できる方)
■モデレーター■
高宮知数氏(立教大学社会デザイン研究所 研究員、久留米シティプラザ推進室 オープニングディレクター)
■参加費■
無料
■お申し込み方法■
6月7日(日)までにe-mailにて下記内容をお送りください。
※申込多数の場合、選考後参加の可否をお知らせいたします。
宛先:workshop2015audience(アット)saison.or.jp
件名:【研究会参加希望】
本文:
1) 氏名
2) 所属(劇場、劇団、フェスティバル等)
3) 2)の所在・開催地
4) 電話番号(日中連絡がつくもの)
5) E-mailアドレス(添付ファイルが受け取れるアドレス)
6) これまでに実施した観客拡大策、その成果、問題点
7) 今後実施したい観客拡大策のアイデア(あれば具体的に)
ご興味のある方がいらしたら是非ご紹介ください。
皆さんのご参加、心よりお待ち申し上げております。
※お問合せについてはworkshop2015audience(アット)saison.or.jp
にお願いします。(セゾン文化財団事務局 岡本、堤)